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舌下免疫療法

2025 9/03

シダキュア®スギ花粉舌下錠2,000JAUの出荷制限は解除されました。

舌下免疫療法とは

アレルギーの根本改善を目指す治療法です。
当院ではアレルギー疾患を専門に診療しており、舌下免疫療法も治療選択肢のひとつとして以前から行ってきました。
免疫療法は一見すると新しい治療に思われがちですが、実は50年以上前から皮下注射による「減感作療法」として行われてきた歴史のある治療法です。舌下免疫療法は、近年になって錠剤タイプが実用化されたことで、より手軽に行えるようになりました。
この治療は、対症療法(鼻水やかゆみを抑える)ではなく、アレルギー反応そのものを免疫の働きで抑える根本的なアプローチです。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、「治癒」を目指せる治療法とも言えます。

昔から行われていた免疫療法の考え方

興味深い例として、漆職人の世界では、親方が新人にごく微量の漆を舌下に垂らし、少しずつ慣れさせることでアレルギーを起こしにくくしていた、という慣習があります。これは、まさに免疫療法の考え方と一致しています。
また、少量の粉ミルクを飲んでいた赤ちゃんが、牛乳アレルギーになりにくい、あるいは食物アレルギーの子どもが、少しずつ症状が出ない範囲で食べ続けているうちに普通に食べられるようになったなど、自然な形で免疫療法が行われている例もあります(※食物アレルギーの免疫療法はリスクもありますので、医師にご相談ください)。

対象となるアレルゲン

日本で現在行うことができる舌下免疫療法は、

  • スギ花粉
  • ダニ(ハウスダスト)
    のアレルギーが対象です。

どちらも有効率が高く、多くの方におすすめできる治療法です。

免疫療法はどんな病気に効くの?

免疫療法は、特定のアレルゲン(原因となる物質)に対するアレルギー反応を抑える治療です。
そのため、もしダニやスギ花粉などが原因で起きている病気なら、複数のアレルギー疾患に同時に効果がある可能性があります。

例えば、ダニのアレルギーが原因なら、鼻炎やぜんそく、皮膚炎にまとめて効果が期待できることもあるのです。

上図で、スギアレルギー(花粉症)のところには、気管支ぜんそくはあえて入れていませんが、確かに、花粉症でぜんそくになるという子は少ないです。それは花粉の粒子が大きいので、気管支の奥深くに到達しにくいからだといわれています。
その理由は、スギ花粉の粒子が大きいため、気管支の奥まで届きにくいからと考えられています。

アレルギー反応が出る条件

もちろん、すべてのアレルギー患者さんが、3~4つの病気をかかえているかというと、そうではありません。
アレルギー反応(ここでは子どものダニアレルギーや花粉症のアレルギー反応であるⅠ型アレルギーを指します)は、以下の3つが揃ったときに起こります。

  1. アレルゲン(原因物質)
  2. IgE抗体(アレルゲンごとに作られる抗体)
  3. 標的臓器の過敏性(鼻・気管支・結膜・皮膚などが敏感になっていること)

アレルギー反応と無関係にかぜをひいただけで、ぜんそくの症状が出ることもありますし、いくらアレルギーがあっても、皮膚炎だけでぜんそくは全く大丈夫という人もいることからもわかると思います。
しかし、特定のアレルゲンが関与する反応がその患者さんの病気の主な誘因になっているのであれば、アレルギー反応を抑えることで、多くの病気を同時に改善できると考えられます。

ぜんそくの原因は人それぞれ

例えば、同じぜんそくでも、赤ちゃんのゼーゼーは、ほとんどが感染症(かぜ)が誘因であって、ダニアレルギーが原因であることはまずありません。
しかし、小学生以上のゼーゼーの多くは、もちろんかぜをひくこともありますが、ダニ(ハウスダスト)のアレルギーが誘因であることが多いです。
私たちは、過去のカルテや、検査結果も参考にしながら、

  • アレルギー反応が原因で症状が起きているのか?
  • 別の要因(かぜなど)によるものが多いのか?

を判断します。

アレルギー反応が主な原因であれば、その経路をブロックすることが有効だと思うし、そうでなければ、免疫療法をしても、害はなくても、あまり効果がないと思うので、その判断はとても大切です。

治療の流れと通院頻度

初回

  • 診察室で医師の管理のもと、ごく少量のアレルゲン入りの錠剤を舌下に1分間保持してもらいます。
  • 軽いかゆみなどの違和感が出ることがありますが、アレルゲンを直接取り込んでいるためで、「効いている証拠」とも考えられます。

2回目(1週間後)

  • 問題がなければ、薬の量を2.5~3倍に増量します。
  • 以降は、毎日ご自宅で服用を継続していただきます。

通院頻度

  • 月に1回、診察と処方のために受診していただきます。

最近はずいぶんハードルが下がりましたが、処方する資格をもつ医師も限定された特殊な治療なので、1ヶ月に1回は来院していただき、状況を確認させていただくことが治療を続けられる条件(ルール)になっていますので、それを守らないわけにもいきませんが、経過がよく、免疫療法だけの処方が続くようになったら、通院しやすい工夫もしていきますので、医師からすすめられたら、何だか怖い治療だと思わずにちょっと前向きに考えてみてもらえたら幸いです。

治療効果が出るまでの期間

  • 3か月ほどで血液中にはIgG4抗体という、アレルギー反応を防ぐ抗体が増えはじめ、半年ほどで効果を実感する方が多いです。
  • 特にスギ花粉症の方は、「今年は軽くすんだ」と実感されるケースが多く、継続意欲につながっています。

ただし、途中で中止してしまうと元に戻る(全くゼロになるわけじゃないですが)ため、継続することが大切です。

3年間の継続がひとつの目安です。
長く感じられるかもしれませんが、実際には効果を実感される方が多く、中断される方は少ない印象です。

何歳から始められる?

  • お薬自体には年齢制限はありませんが、「1分間、舌下に薬を保持できるか」が重要なポイントです。
  • そのため、小学生以上のお子さまからが目安となります。

小さなお子さまでも治療が危険というわけではなく、むしろ早期に始めることで生活の質(QOL)を高められるため、将来的には大きなメリットがあります。

子どものうちに始めるメリット

  • 標的臓器のダメージを抑えられる
  • 症状が悪化する前に予防的に治療ができる
  • 日常的な薬の使用を減らせる
  • 費用面でも比較的負担が少ない

予防接種と似た考え方で、アレルゲンに対して「正しい免疫のつき方」を学習させる治療です。
通院しやすい年齢のうちにスタートできるのは大きな利点です。

副作用と安全性

  • よくある副作用は、口の中のかゆみや違和感です。
     → ほとんどの場合、一時的に抗ヒスタミン薬を併用するなどで対応可能です。
  • ごくまれにアナフィラキシーなどの誘発症状は起こる可能性もゼロではありませんが、
     → 従来の皮下注射による免疫療法(減感作注射)に比べると、舌下免疫療法は非常に少なく極めて安全性が高い治療法とされています。

参考リンク

詳しい情報は、以下の製薬会社の解説ページもご参考にしていただけます。
トリ―さんのアレルゲン免疫療法ナビ| 鳥居薬品株式会社

当院で治療を希望される方へ

医師からもすすめることがありますが、患者さんがはじめて希望される場合も、まず免疫療法について詳しくご説明します。通常、その日にすぐに開始ということはできませんが、

  • 開始日とその1週間後(5~7日後)には来院が必要ですが、その後は月1回の通院で継続可能です。
  • 特殊な治療のため、治療開始時には同意書をご記入いただく必要があります。

ご不明な点は、お気軽にクリニックまでお問い合わせください。

やまもと先生 おしらせ
アレルギー ぜんそく アトピー 鼻炎
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